出したUDCオブジェクトまとめ

だいぶ増えてきたので作中で出したUDCオブジェクトまとめ
多分徐々に増えます

001.『森の中の屋敷』
葛籠雄九雀が住んでいる屋敷。最近は若干のリフォームをして、電気が幾つかの部屋で使えるようになった。下水は元からあったが、上水道はまだ通っていない。
住人である葛籠雄九雀が他人に興味を持たないため、どのような者でも出入りについては自由であると思われていた。
が、かの仮面と共に生活する肉体の方に、ある程度の好悪があると判明したため、出入りの基準については再度見直しが必要となった。

関連作品:
エイミー・ギーズは葛籠雄九雀が嫌いである
死には遠い命を抱いて

002.『神降ろしの薬』
真澄 正(ますみ せい)と雪村 徹(ゆきむら とおる)を主としたチームがとある工場で生産し、水無月 詩文(みなづき しふみ)に使用しようとしていた薬剤。
本来は薬に適合する特殊な血筋と、特殊な場所での儀式[1]を必要とするが、首謀者の真澄正は己のみにて不完全ながら神を降ろしているため、詳細については別途研究が必要。
職員によるメモ:
詩文に使用した際の予知では、詩文が廃人になっていなかったため、儀式を伴わずに使用した場合、己を代償に捧げる必要がある可能性が高い。

注釈:
1.神楽。所謂里神楽のうちの巫女神楽に該当するようだが定かではない。特定の順序のステップと鈴の音が必要であることのみが分かっている。

関連作品:
白に月光、神よ祈りを

003.『フィロソフィカル・ブルー』
××××[1]制作の携帯ゲーム機用乙女ゲーム。
邪神をリソースに呪いを展開しており、ゲームをプレイして『隠しルートをアンロックする』という充足を得た時点で邪神が顕現する。
現在は無力化されており、主に人間の魂から制作されたAIとして然るべき部署にて解析中。

注釈:
1.制作者の氏名及び経歴については一切の記述を行うことができない。音声として発話することはできる。原因は制作者が自身を魂まで深く解体・変質させたことにより『一個人』として消滅したためと考えられるが研究中。

関連作品:
踊るフィロソフィカル・ブルー

004.『神様になれる薬』
雪村 徹(ゆきむら とおる)の流した情報にて、『神降ろしの薬』をベースに別の製薬会社が開発した薬剤。
添付された二次元コードを読み込み、簡易儀式Appを起動することにより『神を降ろすことができる』との謳い文句で出回った。
猟兵ロカジ・ミナイにより製薬会社まで含む駆逐を確認。現在出回っているのは猟兵の制作した薬である。

関連作品:
蛇の道は蛇

005.『画集』
猟兵葛籠雄九雀と猟兵アンテロ・ヴィルスカが探索した259ページの画集。
正体不明の女性職員[1]と共に現れるが、職員の容貌及び氏名については誰も把握することができない。監視カメラ等にも映らない。
相対してもそれと認識することができないため、警戒が必要。

注釈:
1.本の傍に現れること以外は一切が不明。
メタメモ:
彼女は邪神である。画集を様々な場所へ持ち込んでは人間を閉じ込めて遊んでいる。ただし画集の動作自体は自動的なため、彼女が殺そうと思って殺しているわけでもなければ、追い出そうと思って追い出しているわけでもない。あくまでも彼女が行うのは『本を持ち込む』ところまでである。人間に自分の作った玩具を与えてどうなるかを見るのが好きなだけであり、その結果を糧にしている。今回のバグについては彼女も予想外だったので「あ、人間以外が入ると壊れるんだ、これ……」と思った。
比較的人間に詳しいので人間のように振る舞うが別に人間ではないので人間のような挙動を期待すると地獄を見る。

関連作品:
259頁の理想郷