九雀服装設定あれこれ

 

九雀の服装についての設定あれこれ なぜ彼がそう言う服装をするのか、季節もの服装についてのあれこれなど

 

 

私服あれこれ

気が向いた時にまとめます。

 

季節服あれこれ

それぞれのイラストを描いてくださった絵師様に大きな感謝を。ありがとうございます。

■九雀の水着について
https://tw6.jp/gallery/?id=47728
https://tw6.jp/gallery/?id=48146

基本的に、九雀は他人の体を使っているという認識があるので、「他人の体を勝手に裸にして衆目に晒す」みたいな行為は好まない(ので銭湯とか温泉とかは基本的に好かない)。
人混みも、混雑でうっかり自分が外れて落ちたりしたら、倒れた肉体がもみくちゃにされて怪我しかねないのでできるだけ避けたい。繁忙期のビーチとかプールとか以ての外。
ならば水着も着ないのか……と言うとまた話は別であり、九雀は「かつて誰かが水遊びを好きだったこと」を覚えている。
記憶と感情は彼にとって完全に別物なので、「誰がそれを好んでいたかの記憶など殆どない」のに、「彼が楽しいと思ってできなかったことを存分にさせてやりたいという気持ち」で動くことになる。
そのため、彼は、水遊びができる場所を一概に危険として回避できない。ただし場所や服装は選ぶ。
結果として、露出控えめ長袖パーカー+シャツや半袖ラッシュガードという形になる。
なお、彼はまったく泳げないので、浮き輪なしで沖には出ない(その割に孤島に響く夏の産声で海の上渡っていたが/あれは仕事だから仕方ないと本人も割り切っているので/それより一般人巻き込んで他者からの評価落とす方が彼にとっては忌避すべき事柄)。

 

■九雀の浴衣について

九雀は日常的にそこそこ動きが激しいので、浴衣のように「大きく足を広げたり体を動かすと乱れて素肌やらなんやらが見える」ような服は基本的にあまり好まない(要するにスリットの入ったような服は大体好かない)。
そういう作法で動けばいいとはわかっているが、自分が物覚え悪い方であるのも理解しているし、「大人しく動かないでいる」というのは、それはそれで「かつての誰か」と相反するのであまり手段としては選ばない。
水着でもそうだったように、露出は彼にとって好ましくない。何故なら他人の体なので。彼がどういう服を好むかも、実際のところ九雀は知らない。普段でさえ、彼が当時着ていたような服を朧気に辿っているだけである。
縁日は馴染みが薄く、本人的にもややお祭り=楽しい場所というので気になるところではあったため、他人と一緒に行くならOKという判断をした(こんこん傘と花蜜氷/あれは花火と鯉が特に気になっていた)。浴衣は着なかった。
やっぱり池が屋敷の敷地にあったらいいなあと思いつつ、管理が面倒過ぎるのでやめておこうと思う九雀であった。自分の管理の杜撰さをよくわかっている。

 

■九雀の南瓜について
https://tw6.jp/gallery/?id=65303

人混みは好かないが、理由があれば出向く。それが九雀である。
要するにハロウィンへ至る理由が彼にはあった。体の彼がねだった絵本の中に、そういうものがあったような覚えがあるからである(九雀は既に忘れているが、肉体が結構ホラー系の絵本や児童書も好んだ/ヴィラン=「しょちょう」が悪い人なのは知っていたから。だが彼にとっては悪人である「しょちょう」こそがヒーローであり、親であり、愛すべき人だった)。
そもそも彼の行動方針は「生活を送る上での義務」か「収集家としての欲望」か「肉体がかつて好んでいたこと」に準ずる。
彼の口調も本来これに由来する演技である。ただし、もう元の口調など殆ど忘れているので我を忘れるほどキレた時くらいしか出て来ない。
故に、彼はハロウィンに参加した。なお、UDCアースの職員に「ハロウィンの仮装について」であったりとか準備についてだとか色々聞いた。
お菓子については、本人が既に大人であるので、もらうよりあげる方の自覚がある。肉体には屋敷に帰って食べさせる。彼は九雀にとって子供なので。

モチーフとして:
彼は本質的にキャラクターに二面性を持つ。飄々として親しげに見えるが、中身は存外酷薄で乾いている。満ち足りた精神性を持っているように見えるが、本当のところは己の虚ろをただ是としているだけである。
誰かを助けることもあるが、本当に助けたかった者はもういない。
そういう二面性の表現としての狼男チョイス。