葛籠雄九雀設定まとめ

 

葛籠雄九雀(f17337)の性格と過去の設定まとめ置き場ですがまとめているのは趣味なので別に読まなくても大丈夫です。

 

以下折り畳みに詳細(ちょっとしたSSレベルに長いです)

 

【現在の性格設定】

明るく親しげなので楽観主義者に見えるが、実態は極めて現実重視の合理主義。
喧騒は然程好かない(不測の事態により己が肉体から外れる可能性が高くなると考えるため。現在肉体は自律行動できないので致命的)。
倫理観は割合まともだが別に優しくはない。
感情・思考はかなり平坦。喜楽はそれなり。
戦闘は義務だが好んではいない。
己の欠落を理解しており、そこにあった『何か』を愛している。愛していた。埋めようとは微塵も思っていない。
肉体の素性は知らない。大事ではある。肉体の顔を晒すのは非常に嫌がる(焼き潰されてほぼ原型がないため)。

 

【現在の性格設定:詳細】

明るく親しげなので楽観主義者に見えるが、実態は極めて現実重視の合理主義。

そもそも『明るく親しげ』に振る舞うのは、『肉体のために周囲の人間関係を友好的に保ちたい』と考えているためであり、本人の性格には由来していない。(技能:コミュ力)
基本的に、前提として『他人にそこまで興味がない』という生来の気質があるため、皮肉や無駄な煽りもしない。
ただし、敵相手に必要だなと思った時などの場面では、率直に「くだらん」であるとか「それがどうした?」などの煽りのような発言はする。
特に自分が気に入らないと思った時はストレートに切って捨てがち。(技能:挑発)

猟兵や一般人相手には、前述の理由から、「これを言ったら人間関係に支障を来たす」と思ったことは基本的に絶対言わない。
が、『面倒くさがり』という側面もあるため、「これを言ったら諸々の点で面倒なことになり、かつ喋ることで得るデメリットの方がメリットより大きい」と彼が判断した場合、求められない限り黙っているということが偶にある。

 

喧騒は然程好かない。

元は馬鹿騒ぎ(特に一夜限りのもの)をそれなりに好む性質だったが、現在は『不測の事態により己が肉体から外れる可能性』を好ましくないと考える故に、避けるようになった。そのため人混みは基本的に嫌う。
ただ、彼が一夜限りの馬鹿騒ぎを好んでいたのは、『誰のことも覚えなくて良く、自分に責任が伴わないから』というのが理由として大きいため、元から嗜好としては静かな方が好きと言えば好き。でも楽しいことはやっぱり好き。

 

倫理観自体は割合まともだが別に優しくはない。

というより、前述の通り、『他人にそこまで興味がない』のと、致命的なほどに『感情移入が下手』。
根本的に、他者と自分を別物として割り切り過ぎているところがあるため、他者の問題を他者の問題としてしか解釈することができないという社会で生活する上での欠点を抱えている。
理解はできるが共感はあまりできない。
ざっくり言うと、『自分は自分、他人は他人』を突き詰めすぎている。
ついでに言えば、感情面はヒーローズアース時代に色々あり過ぎたために正直少しバグっている。
厳密には、自分のキャパシティを超えた感情を抱え続けていたせいで完全に処理落ちを起こしている。そのため、感情のフレームレートが常人より異様に低い。
その結果、感情と良心について、『他者が自他に求める水準』というのを大きく下回っており、それ故『優しい言動』をしたそのままの思考で、一連の流れとして『惨い言動』というのが出来るという、他者から見ると脈絡のない狂人的言動となっている。
一応、彼の中では筋が通っていることが多い。まあ、面倒になっている時もある。
自分が感情と良心について他人より劣っている、というかまともに機能していないことには気付いている。ただ倫理観が辛うじて常人に近いので、その点で常人のように振る舞おうとはする。あんまりできていないが。

具体的に言うのならば、彼は「女子供を殺すのは良くない」と考えながら、「女子供を平気で殺せる」ということ。罪悪感とかは特にない。悪いことは悪いことと知っているが、それと彼の感情は直結しない。倫理と感情が乖離しているため、思考や感情の起伏が少ないとも言える。

そのように感情や思考は平坦だが、楽しいことは好き。もっと言えば、それこそが彼の生きる意味なので、楽しくないと感じたことは総じて嫌がる。というか面倒くさがる。
収集癖そのものは、過去に発露していなかっただけで、生来の気質。
因みに、殆どの場合かなりドライでフラットな思考をするが、収集についてだけはまるで別。気に入ったものにはかなり執着しがちで、どうにか手に入れられないかと粘る。美術品、骨董品、その他綺麗なもの、曰く付きのもの、なんだかその他面白そうなもの色々が好き。
最初は収集した後の目的があったような気もするが、今となっては何があったのかもわからず、収集そのものが目的となっている。

なお、仮面を引き剥がされることと、布を奪われることが盛大な地雷。ただ、仮面を剥がされることについては、その場では決してキレない。その代わり、「いつか見捨てられる時があったら見捨てよう」と決める。布については、割と行動に出るくらいには怒る。奪われたらその場で全部の作業を中断して追いかけていく程度にはキレるので、弱点といえば弱点。仮面より布の方で目に見えて怒るのは、あの布が肉体の大事なものであることを理解しており、代わりがないことも理解しているから。

 

戦闘は義務だが好んではいない。

痛いし、肉体は傷つくし、いいことは一つもないと思っている。だが戦闘やそれに準ずる行動(予知も含む)は、彼が快適な(あるいは人並みの)生活を送るための義務であり、彼が存在する意義――というよりも『それによってはじめて、そこにいることを許されている』と理解しているので、仕方なく動く。要するに、突き詰めた「働かざる者食うべからず」。まあ別に、他人を積極的に見捨てたいわけではないので、異論はない。
撤退するにも敵を叩き潰すにも体が動かなくてはならないので、ある程度までならどうにか耐えて動く。(技能:激痛耐性)

 

己の欠落を理解しており、そこにあった『何か』を愛している。愛していた。埋めようとは微塵も思っていない。

廃墟寸前の古い屋敷:書斎(一言置き場)にて
『オレは愉快なものが好きである。楽しい日が、笑っていられる日が好きである。だから痛みも、傷も、好かん。なぜそういう性質なのか、オレはもう知らん。オレには何もない。空洞、がらんどう、空白、空虚。そういう言葉が、多分合っているのであろう。』
『オレは空虚である。それをオレは知っている。知っていて、だからこそ、それを埋めたいとは思わんのであるぞ。それでも、邪神はオレに何かして来ようとするのであろうか。もしそうだとしたら……やはりそれは、思い上がりというものなのであろうな。それも、大層な。』
『怒りはないが。いい加減なことを言っているとは思うであるな。空っぽの箱を……埋めたいと思う者ばかりではないとオレは思うのである。チョコレートの空き箱を大切に置いている者へ、何を与えると言うのであるか? その者は、ただ『食べてしまったチョコレート』を愛した証拠として箱を置いているのやもしれんのであるぞ。そして、それは、誰に咎められることでもない。『埋まる』ことは必ずしも幸福か? オレは否だと思うが。』
大体そのような理由。だから彼は今も、チョコレートの空き箱を大事に抱えている――あるいは、彼こそがその空き箱である。
その中にあった何かを。誰かを。失ってしまったあの日々のことを。
彼は大事にしてきたし、きっと今後も大事にし続ける。それ故に彼は『葛籠』である。

 

肉体の素性は覚えていない。大事ではある。肉体の顔を晒すのは非常に嫌がる(焼き潰されてほぼ原型がないため)。

彼自身が顔を見せたくないというよりは、「肉体はきっと見せたくないだろう」という気持ち。

肉体がかつて水遊びを好んでいたことを何となくぼんやりと覚えているので、水遊びは積極的にする。
が、正直ちょっと苦いものがある。

 

【過去】

元の口調は「俺、お前、~だろ、だぞ、だな、~じゃねえか?」。敬語を使う時は「私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?」。
一応キマイラフューチャー出身だが、本人はその時代の記憶が既にほぼなく、ゼロと言っても過言ではない。今となっては、思い出せることと言えばヒーローズアースに流された後の断片的な記憶ばかりである。
尤も、キマイラフューチャーに居た頃は、記憶に残るような生活はしていなかった上に人間関係も碌に築いていなかったので、今更困ることは何もない。
更に言えば、九雀が元居たコミュニティ自体も、『突然誰かがいなくなったとしても気にしない』ような者ばかりの場所であるため、向こうも別に彼を探したりはしていない。あいつ消えたなー、くたばったかな程度。会ってもどうせわからない。

なお、キマイラフューチャーからヒーローズアースに流された時点でも記憶喪失となっていたが、この時はまだ、『人間関係や自分の名前がわからない』程度だった。性格も地のものだったし、価値判断も生来のものに由来していた。
この時にヴィランに拾われ(宿敵:ミスター・アンノウン。九雀は結局、最後まで彼の名前を知らなかった)、割とひどい目に遭わされたりなどしていたが、正直、彼はその生活を嫌ってはいなかった。
というかむしろヴィランとは微妙に友情を育んでいた。苦手にはしていたが。
ただ、ヒーローマスクの特性を聞いたヴィランによって、彼が育てていた一人の強化人間と引き合わされた辺りから、彼のストレスが指数関数的に上がっていった。
強化人間は度重なる実験で幼児退行しており、愚直に彼を慕ったからだった。彼は、子供とどう接すればいいのかわからなかった。ましてや、どう心を通わせればいいかなど。
友達になりたくてなるわけではなかった。それはヴィランの提案だった。命令ではなかったけれど、彼はその提案を飲んだ。
子供はよく泣いていた。戦いは別にいいけれど、遊んでいると怒られるからと言って。好き嫌いをすると怒られると言って。毎日が楽しくないからと言って。
ヴィランが時々――自分を見て悲しげにするのがつらいと言って。
本当の子供みたいに。子供みたいに。子供みたいに。十九歳の青年が。五歳程度の子供のように、泣きじゃくるのだ。
彼は、子供の扱い方が、わからなかった。

だからこそ、彼は、心を閉ざした。

彼は、子供を騙せなかった。
友達になれなかった。
最後まで心を開けなかった。
多分、本当は、愛していたのに。
それ故に、彼は子供を失った。

仮面が耐えきれずに「もうこの実験は止めだ、やれる気がしねえんだよ。どうしてもやらせたいなら、いっそそいつを更地にでもしてくれた方がマシかもな」とヴィランに言った翌々日、強化人間は本当に更地にされた。
「これならどうかな。言った通りにしてみたが」と言って強化人間の顔を焼き潰し、その頭の中を完膚なきまでに壊したのは、彼が友人として認識し、その子の養い親でもあったはずの、当のヴィランだった。
だが、ヴィランは確かに、『子供を廃棄したくないから』『未練があるから』と言っていたはずだった。ヴィランは、自分が育てたその子を、愛していた筈だった。
それなのに、ヴィランは強化人間を壊した。
自分の不用意な言葉のせいで。
「何をしているのか」、「何をしようとしているのか」、「それで何が起こり得るのか」を、理解していなかった己のせいで。つまり己の浅慮のせいで。考えることを厭うた己のせいで。
ヴィランが――常人からずれた価値観と倫理観を持っていることは、わかっていたはずだったのに。
自分の保身のために。
それは、仮面には許すことのできない、事実だった。

だから彼は。仮面は。ヴィランの友人だった仮面は。
壊れた子供の、辛うじて残った僅かな『心』の残滓だけを頼りに。
自分ではなく、その子供を、これからも生かしていくために。
その体を、我が物として。

男の首をへし折って殺し、逃亡した。

彼がヒーローズアースで過ごした日々はそのようにして終わった。
その際に抵抗され(ヴィランはその時、「これは嫌がらせだ。記憶を失ってもその関係は果たして続くのか? 地獄で俺に教えてくれ」というようなことを言った)、ヴィランのUCで記憶を殆ど破壊されたため、九雀にはこの頃の記憶がもうない。
加えて、本人が趣味で(最初は朧げな『どうにかしなくては』という気持ちで)ヒーローズアースに流れていたUDCやらのなんやらであるとか、何かそういう謎の諸々を集めていったせいで、更に記憶と正気を失っていってしまった。

ただそれなのに、記憶の虚の内側に今でも貼りついて残るのは、彼らへの愛しさだった。
それ故に、彼は今も葛籠雄九雀として生きている。毎日楽しく過ごすために。

 

【現在】

そう言う経緯なので、ヒーローズアースには割と苦いものがあり、「覚えはないがなんかイヤ」という感じになっている。
そのため、依頼があっても今のところは行きたがらない。首根っこを掴んで放り出せば話は別だが、そう言うことをされない限りはとにかく逃げる。
宿敵の気配がする依頼は「嫌な予感」がする。普通に会いたくない。覚えてはいないが、とにかく嫌。

 

【肉体】

元の口調は「オレ、あなた、~だな、だね、だろ、~だよな?」敬語を使う時は「オレ、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?」
退行後の口調は「オレ、きみ、~だね、~でしょ、~だよね?」敬語は使えない。えへへと笑う。
種族とジョブイメージとしては、強化人間のサイキッカー×戦場傭兵。
元々は結構性格がキツい(自他共に対して厳しい)青年で、外見も黒髪黒目だったが、実験を経ていつの間にか変色した。
自分のことには自分で責任を持ちたがる努力家。
『学』を尊び、十二歳でヴィランに雇われて以来ずっと彼から勉学を教わっており、成績はかなり優秀だった。
九雀が猫背なのは、彼の癖と言うよりは、この肉体の癖で、この時の彼が猫背だったことに由来する。
何年にも渡る人体実験にも耐え続け、仕事もよく出来たが、十九歳の時ついに精神が破綻して発狂、幼児退行してしまった。
退行後は、絵本や図鑑、物語をよく読んだ。
ただ文字の読み方を忘れてしまっていたため、九雀と出会って以降はずっと読み聞かせをしてもらっており、九雀の口調はこの辺りに由来している(九雀がああいう風な口調の悪役を演じると、少年は大層喜んだ)。
ヴィランのことは親兼教師、雇い主としてそこそこ慕っていた。

 

【ヴィラン】

口調は「俺、君、~だな、だね、だろう?」敬語の口調は「俺、あなた、~です、ます、ですね、~でしょう?」
自分の外見が柔らかいことを理解しているので、それに合わせて柔らかな口調のことが多いが、性格そのものは然程柔らかくないので、時々固い口調にもなる。
逆接の時は「~だけれど」ではなく「~だが」と言いがち。また、「~してる」ではなく、「~している」と言うことが多い。「~かい?」とはあまり言わない。(俺はそれでいいが、君は納得しているのか?などと言う風に言う)
九雀は彼の名前を知らない。これまでも。これからも。
種族とジョブイメージとしては、強化人間のUDCメカニック×探索者。
強化人間の傭兵斡旋業のようなものを営む。相手の善悪はまったく問わない。自分のやりたいこと(探索や実験施設維持)に金がかかるため、金を払ってくれるならそれでいいという考え。
自分のやりたいことの副産物で金を儲けてまた自分のやりたいことに投資するということをしている。本人が(実験がてら)前線に出て行くことも普通にあるので、体は鍛えていた。
感情と良心は息をしているが、倫理観が完全に息をしていない、所謂狂人。
可愛がっていた犬を好奇心で殺してしまえる男(実際にやったこともある)。そして、自分で殺しておきながら、「死んでしまったんだよ」と泣ける男。犬派。賢い犬は特に好き。
簡単に言えば、好奇心にブレーキがない。それ故に、『己の感情や良心を全て置き去りにして』自他を巻き込んで破滅してしまうという人間だった。
そのため、強化人間の青年のことも非常に愛していたし可愛がっていたが、最終的に自分で潰してしまった。
面白いものが好きで、流れ着いたUDCや他世界の諸々であるとか、ヒーローズアースの遺産であるとか、そのようなものを世界中歩き回っては拾い集めて、『自分で』試していた変人。トレジャーハント大好き。
勿論、その際同時並行で集めてきた『人材』にも試していた。ので、そこそこの人数を殺している。感情も良心もあるので、一応彼らが死ぬ度泣いて葬式もしている。が、生涯やめることはなかった。
あんな外見をして実年齢は四十代。探索者として歩き回っている最中に、不老の呪い(not不死)に引っかかって歳を取らなくなってしまったため。
この呪いのおかげで、彼は子供を残せなくなってしまった(元よりさして興味はなかったが、『やらない』のと『できない』のでは流石に少々メンタルに影響が出ていた)。
それ故、子供は全体的に可愛がる傾向にあった。尤も、だからと言って、生かしておけるわけではなかったが。
ただ、七年間育ててきた強化人間(九雀の肉体)には、かなり愛着があったので、壊れた時は中々ショックを受けた。特に、勉学にも積極的な上優秀で、何より自分に懐いていた、『賢い犬』だったのでひとしおだった。
後悔はしないが、反省はする。反省はするが、未練はある。
そういう理由で、壊れた強化人間をどうにか生かしておけないかとたまたま拾った九雀で実験がてら色々試行したが、なんだか駄目そうだったので、
それならばと彼の発言も併せて色々考えた末の、最後の手段として強化人間を更地にしてみたら、「やっていいことじゃねえだろそれは」と九雀にブチギレられて首を折られた。
その時、なぜ彼が怒ったのか、一応理解はできていたが、「いや今更君がそれを言うのか? 取り返しがつかなくなってから怒るとは愚かだな」であるとか、「『彼』はとっくに『死んでいた』じゃないか、今更何を」などと本気で思ったのと、ただその時純粋に知りたくなったので、嫌がらせついでに最後の実験として記憶を破壊して死んだ、という経緯。結果は地獄で、あるいは骸の海で聞く。
基本的に、九雀のことはそこそこ気に入っていたし、友情があると思っていた。こいつ育てたら探索者としての後継者にはなるんじゃ?くらいにも思っていた。全ては泡沫の夢と散ったが。

結局のところ、だからつまり、『男が愛した子供は、既にあの日死んでいた』のだった。そこにあったのは、子を亡くした親の、単なるよくある未練だった。
死んだ子の、部屋を片付けられない親の。写真を捨てられない親の。好きだったメニューを作ってしまう親の。
そういう、よくある未練でしかなかった。
だがそれが仮面には正しく伝わらず、そして男も正しく伝えなかった。そうして彼は、友人に殺された。それだけの顛末だった。

 

【宿敵】

オブリビオンとして蘇っているが、過去の一切を骸の海に置いてきてしまったので、自分が誰かもわかっていない。
ただ、『記憶』であるとか『自己』であるとかに非常に拘っている。
そのため、使うUCもそれらに特化している。
九雀のことも覚えていないので、別に彼を探しているなどと言うこともない。名もなき誰でもない誰かとして、彼はヒーローズアースに出現する。少なくとも、今しばらくは。
正直、元のヴィランとは別人と言っても過言ではない。